文化

The 11th WBCに参加をして~上田賞編~

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WBC活動報告

2018年8月14日から18日までメキシコのベラクルス州ハラパで開催された
WBCに参加をしてきました!

(会場の様子)

WBCはWorld Bamboo Congressつまり世界竹会議の略です。

参加者は50か国を超える国々から400名強の竹に関わる研究者・建築家・活動家・造園家・・・等々バラエティに富んだ方々でした。

スケジュールは、14日~17日までは基調講演と一般発表(口頭やポスター)が中心でその合間に上田賞と呼ばれる竹に関してインパクトのある活動をした人へ送られる賞の授賞式や、尺八の演奏、竹に関する動画の授賞式等が開催されていました。

(アメリカ人尺八奏者による演奏)

その中でも、日本人なら気になる名前の上田賞・・・
元祖竹の研究者であり、竹の父と呼ばれる上田弘一郎先生の名前をからつけられた賞です。

ちなみに上田弘一郎先生は、私の現在の指導教官である柴田先生の指導教官でした。
京大の大学院入学式の式辞でも、「竹と言えば上田弘一郎!」と入学生に激励されたことがあります。

世界的な賞の名前に、我らが日本人の名前がつけられていること・・・誇らしく感じます。

上田先生、柴田先生・・・と引き継がれてきた竹研究の道を今後も継承していきたいです。

今回の上田賞はコロンビアのヒメナさんという方が受賞されました。
彼女はコロンビアのコーヒー農園に生まれ、農学博士を取得
1998年からThe Colombian Bamboo Societyという協会を設立し、コロンビアの竹植栽の支援・官民の連携・研究開発の促進をし、更には国際的な竹研究や竹に関する活動の場へコロンビア代表として出向き、国内外の竹文化の活性に取り組んできました。

現在、彼女はA Bamboo and Guadua Paradiseという竹林公園の経営者として公園の名前の通り、竹のパラダイスにて生活をしております。

基調講演では、日本の京都の竹林を見学へ行った話もしてくださりました。
自己紹介では家族の美しい写真も紹介もしてくださり、きっとヒメナさんも若いころは美しいお方だったのだろうなぁ~と中南米のかぐや姫を見たような気がしました。

(ヒメナさんの両親の若き日)

ヒメナさんのように、竹に関して熱い活動をしている人がこの地球上にいる!と実感できるものWBCも魅力です。

また次回もWBCの魅力と感想を報告していきます。

(ささはら)

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