第14回竹サロンを実施したのでその様子を報告します。
実施日時:2019年6月28日(金)16時~18時
開催場所:京都大学 農学部総合館 1階 S130
参加者: 計4名
定例会の竹サロンでは参加者同士の交流やディスカッションを中心に進めていきたいと考えております。
今回の定例竹サロンでは、参加者の皆様からの情報提供ベースで活発な議論が進められました。少ない人数ではありましたが、あっという間の2時間でした。
議論をするにあたり、京都大学大学院の孫鵬程さんが「中国江蘇省における管理竹林の現状」について調査したことを発表してくださりました。
日本国内とは管理形態が大きく異なる中国のモウソウチク管理竹林はの話は新鮮でとても興味深い内容でした。
また、竹文化振興会の渡邉先生からは最近の小学生向けの竹に関する出前授業の紹介を行っていただきました。小学生からの質問は竹に関わる者にとっても、考えさせられる質問もありました。
ディスカッションでは最近の未利用竹資源の利用について話し合いを行いました。
放置竹林を有効活用したいのか、自然素材としての竹を活用したいのかによって産業化のためにとるべきアプローチは変わってくるということを話し合うことが出来ました。また、現状の竹資源利用も枯渇させないように維持していく必要性も考えさせられました。
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第14回竹研究会を終えて。
今回は直前の広報になってしまい少ない人数での開催となりましたが、人数に関係なく竹に関心の高い人が集まることで議論は活発し、濃厚な時間を過ごすことが出来ると実感した会にもなりました。今後も、月末金曜日の定例竹サロンを続けていきます。みなさまとお話をすることが出来るのを楽しみにしております。(文責:笹原千佳)