竹サロン開催記録

第18回竹サロン情報交換会

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情報交換会活動報告

第18回竹サロンについて実施日時:2019年11月1日(金)16時~18時開催場所:京都大学 農学部 1階 118教室参加者: 計7名 
☆参加者ディスカッション 参加された渡邊先生から「竹一株植え付け運動」の紹介をして頂きました。この運動は、竹文化振興協会によって行われています。渡邊先生は10月末に京都府向日市の小学校へ行き、クロチク3株を寄贈し、子供たちと一緒に植竹しました。それから、体育館に集まった子供たちに竹のお話もしたそうです。このお話を伺いながら、参加者の皆さんと小学校での竹植栽の目的や在り方、竹文化に触れることを目的とした小学生向けの竹工芸等についてもディスカッションを行いました。竹は日本人であれば誰もが知っている植物ですが、その竹について学ぶ機会はあまりありません。日本人としてのアイデンティティの1つとして、子供たちが竹について考える機会が増やせるといいですね。

「沖縄竹歩きの報告」・小林 慧人(京都大学大学院 農学部) 小林さんは、10月末に沖縄へ行き竹を巡る旅をしてきました。竹サロンでは、旅行中の写真を使って沖縄で見た竹や竹製品について紹介してくださいました。小林さんが沖縄で発見したマダケは本州で見られるマダケと比較をして葉の出方が異なっており、熱帯性タケ類のような外観でした。旅道中の写真で撮られた竹の写真も株立ちで熱帯性タケ類のような竹が多くありました。また、沖縄の竹利用として伝統的な竹製品を作っている竹屋が残存していたことも報告されました。沖縄の竹や住民の竹利用、文化等調べてみると面白そうなことが沢山ありました。発表の最後には、現在の研究についての紹介もして頂きました。また近いうちに竹サロンで途中経過を発表して頂けると嬉しいです。

第18回サロンを終えて今回は、発表のみでなくディスカッションを行うことが出来て、とても新鮮な会となりました。竹は日本人にとって馴染みのある植物です。しかし、その竹を学ぶ機会がないのはまさにその通りです。竹を扱おうと思えば国語、理科、社会、生活、美術・・・どの教科でもテーマとして扱うことができます。このディスカッションから改めて竹の奥深さを感じることが出来ました。これから、竹に関する多面的な研究も期待できそうです。沖縄の竹のように地域ごとの竹巡りも魅力的でした。いつか竹サロンの企画として地域の竹巡りをしてみたいと夢が膨らみました。
文責:笹原

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